4w1h マルチパスタパン

茹でる+湯を切る+炒めるを3役こなすパスタ鍋。

グッドデザイン賞2022 ニイガタIDSデザインコンペティション2022 受賞

パスタを茹でる時は、一気に浸かるように背の高い寸胴型の鍋でたっぷりのお湯を使うのが定石です。その当たり前に思える手順と道具の形を改めて研究すると、茹でる前のロングパスタがすっぽり収まる横長フォルムが導かれました。

この形状だとパスタが一気に浸かるため、少ないお湯で茹でることができます。そして茹でた後の大事な工程である「湯切り」。一般的なパスタ鍋であれば、あらかじめ中子としてセットされたストレーナーを引き上げますが、この商品の場合は蓋に設置した波型スリットから湯切りします。

通常のパンチング穴だとパスタが水を堰き止めてしまい効率良く湯切りできませんが、この波型スリットが本体との間に隙間を作ることで、スムーズに湯切りできます。茹でている間、または茹で終わった後の蓋の置き場に困らないように、ハンドルの根元に蓋スタンド機能を追加しました。

横長・浅型なので、ポトフやおでんなど、大きな具材の煮込み料理にも最適です。ユニークなフォルムや詰め込んだ機能性が出しゃばらず、普段使いの道具として永く使える佇まいを目指してデザインしました。

→4w1h商品紹介ページ →グッドデザイン 受賞ページ

Client : 株式会社燕三条キッチン研究所(新潟県燕市)
Branding:株式会社フレーム(新潟県新潟市)
Copywriting:仲川京子(新潟県新潟市)
2020